紙の印刷加工会社である福永紙工株式会社と共に進めているプロジェクト「紙工視点」の2022年発表の為の、告知動画/展示POP-UP/パッケージ/DMのグラフィックデザインおよび、プロジェクト・製品開発のディレクションを担当しています。
 
三組のデザイナーにそれぞれあたらしい紙のプロダクトをデザイン・開発していただき、福永紙工より発表しました。
現在製品を購入する事ができます。
 
グラフィックザインの歴史において「紙」という素材は、印刷を載せて届けるメディアとしての歴史がありますが、今回プロジェクトの視覚デザインにおいてチャレンジしたのは紙の物性から動きを取り出し、その動き自体を支持体にして文字情報を載せた時にどのような可能性が生まれるかについてです。また展示発表の際の会場什器も紙のプロジェクトならではのチャレンジをしています。会場什器はすべて紙で作られています。丸く閉じた帯のパーツの中に全紙サイズの紙をくるりと入れるだけで紙が広がる力を用いて筒状のパーツとして自立するとてもシンプルな構造を用いてデザインされています。これらの什器は再度平たい状態の紙に戻す事ができる為、2週間ほどの展示会期を終えた後に、福永紙工のワークショップなどで使用されることを踏まえて設計されています。

企画・製造・運営:福永紙工

製品デザイン:
 DOMINO ARCHITECTS(大野友資)
 パーフェクトロン(クワクボリョウタ+山口レイコ)
 五十嵐瑠衣

テキスト: 神吉弘邦
写真(製品メインビジュアル):小川真輝
スタイリング(製品メインビジュアル):中田由美
展示会場設計:五十嵐瑠衣
ディレクション・グラフィックデザイン 岡崎智弘
グラフィックデザインアシスタント:中島可蓮(SWIMMING)