神奈川県三浦市の雑貨店「HAPPENING(ハプニング)」のロゴデザインを担当しました。三浦の出版社「アタシ社」を主宰するミネさん夫婦による雑貨店です。
ハプニングのコンセプトを素朴に素直に文字に置き換えたロゴデザインとなっています。
可愛らしくシンプルに、ビジュアルやどんな商品のユーモアと組み合わせても主張しすぎることなく組み合うようなニュートラルさと愛嬌をデザインしています。
店舗やショッパーのビジュアルは、イラストレーターのunpisさんによるアートワークです。
愛知県常滑市の TOKONAME STORE にて販売をしている「かめパン」のロゴとパッケージのデザインを担当しています。
ちいさな甕でパンを焼いてつくるかわいらしいパンですが、かわいらしさと共に今の日本の生活の中における甕の存在を意識し、そのあり方を考え、更新するプロジェクトでもあります。ロゴのデザインは、なんといっても特徴的な甕に入って焼かれたパンの姿を素直に図案化しています。素朴で素直、過剰ではなくちょうどよい姿を考えたデザインです。
JAGDA(日本グラフィックデザイン協会)の会員向けのイベントのためのロゴデザインおよび、ロゴモーションを担当しました。「で」と「デ」が回転機構により入れかわり続けるロゴデザインです。
2021年4月より開設された、子供たちが科学や数理、自然から学び創造するための施設「AkeruE(アケルエ)」のロゴおよびVI計画のデザインを担当しています。
ひとつの大丸と五つの小丸で構成された回転構造を持つロゴです。小丸の決まり位置は自然や数理の中から発見される幾つかの角度(地球の軸の傾き、水分子の結合角度、黄金比、正三角形の内角)に基づいています。子どもたちが創造するために駆動する抽象的なマークになってほしいなと考えています。
ロゴデザインは、空間にて展開する様々なグラフィック要素へもその構造を応用しながら展開されます。施設の各エリアを示すマークやピクトグラム・サインなどの要素のデザインにも「まる」を構造的にもつグラフィックを空間を構成する様々なマテリアルに載り展開しています。ポスターや交通広告、スケッチブックなどの印刷物では、「まる」に様々な色を与えた活動的な印象を、ミニマムな平面造形の中で使用しています。要素としてはシンプルですが、それらが反復/構成されることにより単純には捉えきれない好奇心の可能性を感じられるようデザインされています。
NEW TRUST は「信頼」がテーマの企画雑誌です。
誌面の一連のアートディレクションとデザインを担当しています。
エストニアをはじめ様々な国での施策や、生物学的に捉えた信頼についてなど
現在において信頼とは何かを考察していく手がかりとなる情報を載せています。
福永紙工さんと進めている「紙工視点」プロジェクトの、企画・ディレクション・デザインを担当しています。
「紙工視点」は紙の製品の開発とともに、そのプロセスやデザイナーの思考や着想に潜んでいる「視点」を伝え、アーカイブするプロジェクトです。
第一回は、荒牧悠さん、小玉文さん、辰野しずかさんによる3つのプロダクトを通して
視点を伝えていきます。
国立新美術館地下1階のSFTギャラリーでの展示、福永紙工工場内でのプレイベントでの展示、プロジェクトのカタログやDMなどの告知物、制作の過程をまとめたプロセスブック等、
様々なメディアを統合的にデザインしてプロジェクトを構成しています。
愛知県常滑の窯元、山源陶苑のアイデンティティと製品輸送用パッケージのデザインを担当しました。先代でつくられた山源屋号の記号「山」と「源」の関係性を、常滑に軸をおきながら伝統を更新していく、現在とこれからの山源陶苑の取り組みと姿勢から抽出し、通常大きな山記号よりもさらに大きな源を配した屋号記号を設定しました。
『NO PROBLEM』とは、製品の製造過程で必ず生まれてしまうB品と呼ばれる製品を
「NO PROBLEM(問題なし!)」として受け入れることを通して、
今の日本におけるデザインと生活の風通しをよくしようとするプロジェクトです。
発起人である國府田典明氏と小沢朋子氏のプロジェクトへの考えに賛同し、
プロジェクトロゴタイプ/フライヤー/タブロイド誌/会場グラフィックと、グラフィックデザインの側面でお手伝いしました。
フライヤーは、手にとって見た時にNo Problemの視点の
入口となるような工夫を、マットスミとグロスニスを配しデザインしています。